第60回  大学美術教育学会  山形大会

Poster presentation

ポスター発表Poster presentation

演題

国際学生アーティスト・イン・レジデンス“CAIR”の実践を通したアート・マネジメント教育

氏名

箕輪佳奈恵、市川絢菜、星美加

所属

筑波大学芸術系
国際学生アーティスト・イン・レジデンス“CAIR”の実践を通したアート・マネジメント教育イメージ1
国際学生アーティスト・イン・レジデンス“CAIR”の実践を通したアート・マネジメント教育イメージ2

COMMENT

  • 筑波大学 箕輪佳奈恵 より:

    上越教育大学 松尾大介先生

    ありがとうございます。
    仰る通り、CAIRにおける協働はバディシステムによって支えられていると思います。アーティスト同士では制作過程に影響を与え合ったり、互いに助けあったり、キュレーターにとっても先の回答のようなアートをめぐる考え方に変化が生じたりといったことが見られます。このあたりの学生たちの変化や発展の過程などについては、まさに松尾先生にご指摘いただいたように、具体的な場面や言動などをもとに、学術研究として今後まとめてゆく予定ですので、機会がございましたらまたご指導・ご助言いただけますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 上越教育大学 松尾大介 より:

    先ほど、送付した匿名のコメントは
    上越教育大の松尾です。
    記名を失念していまい失礼いたしました。

  • 匿名 より:

    筑波大学 箕輪先生

    CAIRに参加した学生の皆さんの声や様子を丁寧に教えてくださり、また、ジャーナルに掲載された論文をご紹介くださり、ありがごとうございました。学生の皆さんの声や論文を拝読して、特にバディシステムが、本プログラムの特色のように拝察いたしました。それぞれの個性を認め合うことがアートの重要な役割ではありますが、バディシステムでは個性を支えあっているような印象を受けました。バディシステムにおけるアートを通じたやりとりが、どのような過程を経て様々な人や社会との接点を形成していくのかを、実際の場面から精査していくと、さらに本プログラムの価値が教育組織で広く共有されていくように思われました。
    この度は、貴重な視点をご教示くださり、重ねて感謝申し上げます。
    CAIRの取り組みが、今後とも継続、発展することを祈念しております。

  • 筑波大学 箕輪佳奈恵 より:

    上越教育大学 松尾大介先生

    ご意見をお寄せくださり、ありがとうございます。発表者3名を代表して箕輪が回答致します。

    学生たち自身による実践における協働が重要であるという点、学生たちとの企画運営を通して私自身が実感しています。モデルとなる事例が少ない中、学生たちの今の思いや目指すものを汲み取って構築するという試みは、難しくもありますが同時に創造的でもあり、毎回やりがいを感じております。

    学生たちの様子や声ということで少しご紹介致しますと、まずこのようなプログラムに参加したいと考える時点で、日本における普段の大学教育では得られない新たな学びを経験したい、多様な価値観に触れたい、自分の世界を広げたいという学生が多いようです(アーティスト、キュレーターともに)。アーティストとして参加した学生は、「海外からの学生の作風や制作プロセスなどを間近に見られたことがよかった」、「制作途中で交わすディスカッション(批評会)を通して教員や大学に求められるものではなく自分自身が何をやりたいかを意識するようになった」、などの感想を残しています。一方、キュレーターたちから寄せられた印象深い声としては、「これまで社会的要請から芸術の意義をとらえていたが、アーティスト個人と深く向き合ったことで、アーティストを一人の人間としてサポートする重要性を実感するようになった」、という振り返りがあげられます。
    対面で開催した2019年度(箕輪がCAIRに関わり始めたのはこの年から)は、協働を通したコミュニケーションにより学生同士の交流が促進され、楽しく談笑したりご飯を食べに出かけたりとプライベートでも日毎に仲を深める様子を微笑ましく見守っておりました。2020年度はコロナ禍で大変でしたが、公式のプログラムの外、例えば学生同士のSNSでのつながりや反応などで、また従来とは異なるコミュニケーションが生まれたようです。

    国際的な場におけるアートの実践に興味を抱いていたとしても、留学などは学力や資金の面で断念せざるを得ない学生も多いと思います。そのような学生たちの可能性を広げる機会として、CAIRが果たす役割は大きいと感じております。実際に、毎年連続でキュレーターとして参加した学生が、回を重ねるごとに海外学生相手に物怖じせず意見を英語で交わすようになるといった場面に立ち会うなど、学生の成長をうれしく感じることが増えてきました。
    資金獲得など困難も多いですが、今後も何とか継続してゆければと思っております。

    CAIR2020(2019年度開催)の詳細な様子を英語論文にまとめて発表しております。ご一読いただけますと幸いです。
    Ash, A., & Minowa, K. (2020). International Artists ‘Interactions’. InSEA Art Education Visual Journal IMAG.
    https://www.insea.org/IMAG/Imag10/imag10_12.pdf

    今後とも、ご意見・ご指導いただきたく存じます。どうぞよろしくお願い致します。

  • 上越教育大学 松尾大介 より:

    国内外における個々の教育組織で提供されているアート・マネジメント教育を、本当の意味で各機関と共有するためには、教育の対象となる学生自身の実践における協働が欠かせない点に、強く共感いたしました。貴大学のプログラムに参加した学生たちの具体的な様子や声も知りたいところです。

    国際的かつ継続的なアート・マネジメント教育の実践研究を、大学美術教育学会で発表する意義は大きいと思います。国際的な場における学生たちの具体的な成長の様子とその検証について、今後も教えていただければ幸いです。

MESSAGE

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA